監督
北野武 脚本
北野武 出演者
菅野美穂西島秀俊
松原智恵子
三橋達也
音楽 久石譲
撮影 柳島克己
編集
北野武太田義則
公開 2002年10月12日
上映時間 113分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 6億3千万円
北野武監督作品、2002年10月12日公開の日本映画。配給は松竹、製作はオフィス北野他。第59回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作。キャッチコピーは「あなたに、ここに、いてほしい。」
概要一般的な批評としては、日本的情緒に溢れた映画で色彩が美しいと賞賛する声がある一方、日本的なオリエンタリズムが受け入れがたいとする声もある。しかし、3組の全く別々の男女たちが深い意味を持ちながら交錯し、そして登場人物たちが物語を経ていくうちに、それぞれの未来や希望を見出して新しい人生を歩み出そうとしていこうとするにも関わらず、「死」というあまりにも単純で無情な現実を描いた作品として、北野監督は「これまで一番、最も暴力的な映画である」と発言している。評価する者は他の作品に比べ比較的少ないが、北野武の持つ暴力性が最も残酷なかたちで描かれた作品として、色遣いと衣装の美しさだけではない、作品自体の本質的な完成度の高さを評価する者もおり、ファンからの賛否は分かれている。
出演佐和子 :
菅野美穂 松本 : 西島秀俊
親分 : 三橋達也、津田寛治(若い頃)
良子 : 松原智恵子、大家由祐子(若い頃)
春奈 :
深田恭子 温井 : 武重勉(新人)
兄弟分の息子 : ホーキング青山
松本の父 : 清水章吾
松本の母 : 金沢碧
松本の同僚 : 大森南朋
松本の友達 : 大塚よしたか
佐和子の父 : 野村信次
佐和子の母 : 中村万里
佐和子の友達 : 西尾まり、矢川純一郎
春奈の母 : 吉沢京子
春奈の叔母 : 岸本加世子
春奈のマネージャー : 大杉漣
青木 : アル北郷
梅川 : 吉田蓑太郎
忠兵衛 : 吉田玉女
大夫 : 豊竹嶋大夫
三味線 : 鶴澤清介
小学生 : 菅大輝
殺し屋 : ガンビーノ小林、モロ師岡
エピソード作中で、
深田恭子がアイドル「春奈」役として出演しているが、劇中に歌っている曲は深田本人が実際にリリースしている楽曲「キミノヒトミニコイシテル」である。
松本が「おかしくなった」佐和子を式場から迎えに行くシーンで、車中松本の携帯電話が鳴るが、その着メロは「キミノヒトミニコイシテル」であった。この部分も、3組の男女が交錯している部分のひとつととらえることができる。
劇中、温井の死因は明らかにされていない。ファンの間では、春奈と交流を持つことができた温井に青木が嫉妬して殺したという説や、単に交通事故(ひき逃げ)で死んだという説がある。
佐和子役の菅野美穂は、この作品で第40回ゴールデン・アロー賞映画賞を受賞。2002年度は山田洋次監督、真田広之・宮沢りえ主演の「たそがれ清兵衛」が映画賞を総ナメにしていたが、ゴールデン・アロー賞は当時テレビ朝日が授賞式特番を放送していたこともあってか日本テレビが制作に携わっている作品の関係者は選ばれにくい傾向にあり、同賞の常連である北野監督作品から菅野が選出された。なお北野監督(ビートたけし)が審査委員長を務める東京スポーツ映画大賞では、主演女優賞に菅野ではなくりえを選出している(菅野は助演女優賞受賞)。
浜崎あゆみの曲「Dolls」との関連浜崎あゆみの曲「Dolls」(2002年12月18日発売のアルバム「RAINBOW」収録)は主題歌ではないが、この映画をイメージして作られた。浜崎が司会を務めた番組『ayu ready?』第1回に北野武がゲスト出演した際に「Dollsという曲を作りたい」と申し出て許可を取っている。
ウィキペディアより